作家紹介
- 鈴木のぞみ
- Suzuki Nozomi
- 1983年埼玉県に生まれる。2015年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程に入学。在学中。
主な展覧会に2012年《透きとおる光、束ねられた光》(関井記念館/埼玉)、2016年《去りにし日々の光》(アンスティチュ・フランセ東京 ギャラリー/東京)がある。
主な受賞に群馬青年ビエンナー2015 ガトーフェスタハラダ賞、TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD2015 #5 後藤繁雄賞、アートアワードトーキョー丸の内2015 フランス大使館賞、VOCA展2016 VOCA奨励賞 受賞などがある。
日常の事物に潜む記憶の可視化を、写真術を通して試みている。写真を定着された事物は、触れられる身体を与えられた写真へと変容する。
それは、写真に暗示される時の過ぎ去りの予感を事物の持つ現在性によって現在(いま)に引き戻し、去りゆく時を永遠に遅延させることを可能にするのではないか。
私たちのまわりに満ち溢れている光の潜像や過去の光を事物にとどめ置き、いまを生きる私たちの眼差しによって見つめ返したい。
参考作品
- 《光の独白》
- 展示場所|綾川町エリア