作家紹介

作家写真 写真:山本 糾 写真提供:国際芸術センター青森
Photo: Tadasu Yamamoto Courtesy: Aomori Contemporary Art Centre
  • 富田俊明 HP
  • TOMITA Toshiaki
  • ぼくの作品は、あるイメージがある親密な関係性の中からどのように生まれ、そのイメージがその関係性の中でどのように成長し変容していくかについての詩的なドキュメンタリーである。創造的なプロセスはいつも人生とパラレルであり、新しい旅を始めることは、ふさわしいアーティスティックなアイディアを見いだすことだ。そこにはブーバーの「我と汝」に通じる相互主観的世界が立ち現れる。これは<生きたイメージやシンボル>と出会うための特別な入り口である。
  • 1996年東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。主な展覧会に「東アジア文字芸術の現在」(ソウル・アーツセンター、韓国、1999年)、「横浜トリエンナーレ2001」(2001年)、「Blind Date」(オーデンセ市立美術館、デンマーク、2002年)、「ヴァナキュラー・スピリット」(国際芸術センター青森、2003年)、個展「あなたといる喜び」(東北芸術工科大学、2006年)、「trails」(秋吉台国際芸術村、2009年)、「American Japanese Artist XXV」(日米文化会館、ロサンゼルス、2013年)など。ハワイ大学美術学部のゲストアーティストをはじめ海外の芸術大学での講演多数。著書に『泉の話』(CCGA 現代グラフィックアートセンター、2001年)がある。
  • 展示作品について
    10世紀のバルカン半島で地上的なるものを拒否して山上に棲んだボゴミル派の人たち。コペンハーゲン中心部に残る60年代の理想を保持する「人々の家」。この世界に別様な生き方を求めた人々はことごとく忘れられた。V.Wターナーは,剥き出しの実存が"共"を作りだす現象を「コムニタス」と名付けた。本作品は、コムニタスに関わる人々へのインタビューのシリーズである。既存の社会構造へ過剰適応しようとする検閲を躱し、日常の隠された聖なる声に耳を澄ませば、より寛やかな<わたしたち>を展望することができるはずだ。
  • タイトル:わたしの手のひらに、太陽が輝く
    展示場所:JA五郷支店集荷場 展示風景

わたしの手のひらに、太陽が輝く

作品写真
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