かがわ・山なみ芸術祭2018 AYAGAWA
作家紹介
- みのちょく
- 東京都
-
2011 個展「ひきだし」(埼玉)、2人展「そらいろは」(東京)、2013 第1回かがわ・山なみ芸術祭 (香川)、2016 第2回かがわ・山なみ芸術祭(香川)
大学の卒業制作で「自己の記憶」に関する作品を制作して以来、立体、平面関係無く個人制作ではずっとそれをテーマに制作をしています。
モチーフは私個人の記憶の集積からなるものですが、見る人の記憶に引っかかり、眠っていたものを呼び起こす「何か」を内包する様な作品になればと思い制作しています。
その他、劇団tremendous circus にて舞台美術、イラスト制作などでも活動中。
現在靴と鞄の修理の仕事をしています。毎日が修行です。
- 「水・太陽・土」
- 香川県は温暖な気候だが雨が少なく河川も細く、古代から水不足と戦っていた。現在は用水、ダムの建設により水不足を克服、また溜池が数多存在し、讃岐山脈から海に至る高低差を利用して特徴ある地形を形成している。大きなダムから親池~子池~孫池と水を一滴も無駄にしない流れが存在し、古代から続く苦難の治水の歴史から、水への想いが偲ばれる。
綾川町も、綾川から府中湖を経由し坂出へゆく流れを持ち、長柄ダム、田万ダムや点在する大小の溜池が農業を基幹産業とする生活の中に根付いている。
展示テーマ「トレイル〈自然道〉」を踏まえ、美しい自然、豊かな緑と実りをもたらす水への想いと美しさ、身近な溜池の形のユニークさを表現したい。