作家紹介
- 長谷川隆子 HASEGAWA Takako
- 香川県
-
1981年 愛媛県生まれ
[主な活動]
2006年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻修了
愛媛大学、香川大学非常勤講師
こども絵画造形教室 アトリエKUCCA主宰
NPO法人アーキペラゴ 芸術士®️所属
自身の帰郷を期に、四国各地に伝わる和紙の文化と出会う。2016年頃から切り絵作家として巨大な作品を 中心にサイトスペシフィックに展開する。自身の心情や思いなど抽象的なものから、移ろう季節の情景、 地方都市の持つ歴史など、象徴するモチーフを集め図案化する。作品の造形美が織り成す影も見所の一つ。
個展
2021年 「火焔」ギャラリーAmi &Kanoko(大阪)
2021年 「めぐる刻」暮らしの森(三豊市)公演・パフォーマンス
Inspiration session 山地かまぼこ音楽堂(観音寺市)
- 塩江大蛇 - イノの涙 -
塩江地区に伝わる大蛇退治の民話には、悲しい逸話がある。産気づいた母の為に父・八郎を呼びに走る娘・イノ。父はそれを「愛娘に化けた大蛇」と思い射殺してしまう。知恵ある怪異に抱く恐怖が幻を生み、ついには実像をも呑み込んでしまった。
参考文献:別子八郎伝「新修 塩江町史」「塩江の民話」